マインドセット、ビジョン、そして実行を支えるもの:健康を守って道のりを歩き切る
会社における「人」の部分をマインドセットとビジョンが決めると私が考える理由と、多くの人が見落とす変数である健康について。
事業の世界には、会社が生き残り成長するための、よく知られた比率があります。プロジェクトのアイデアが約15%、キャッシュフローが約15%、人が20%、そして実行力が50%です。この比率は細部まで最適化できます。しかし、20%を占める「人」の部分に踏み込み、市場で多くの壁にぶつかってきた私が気づいたのは、人にとって最も重要な要素は、立派な履歴書でも、持っているお金でも、話のうまさでもない、ということでした。
マインドセットとビジョン
私にとって、すべては二つの言葉で決まります。マインドセットとビジョンです。
資金が足りなければ、調達できます。スキルが足りなければ、育成できます。けれども、マインドセットが空洞で、ビジョンが短ければ、どれだけお金を注いでも支えきれません。マインドセットは、逆境にどう向き合い、断られたあとにどう立ち上がるかを決めます。ビジョンは、どこまで行けるのか、そして長く続く価値をつくっているのか、その場しのぎの外見を整えているだけなのかを決めます。
あまり率直に語られないことがあります。スタートアップ・マインドセットが必要なのは、スタートアップだけではありません。投資家、アクセラレーター、インキュベーターにも必要です。恩を施す側という姿勢で、あるいは現実から離れた目標を押しつけるだけの金融マシンとして案件に入れば、自分が投資したプロジェクトそのものを窒息させてしまいます。価値を生む握手は、創業者と投資家が同じ周波数に立ち、一緒に袖をまくって本物の成長指標を探すときに初めて生まれます。
見過ごされがちな変数
では、人間にとって最も深いマインドセットと最も遠いビジョンとは何でしょうか。私は、失うまでほとんどの人が勘定に入れない、目に見えない変数に気づくことだと考えています。それは健康です。
すべての人を一括りにするつもりはありませんが、私が「総合的な豊かさ」と呼べる状態に到達した人は、とても稀です。経済面、人格、知識、健康のすべてで満たされている人に出会う機会は、多くありませんでした。私が接してきた成功者の多くは、羨ましいほどの資産の裏側に、健康上の悩みの長いリストを抱えていました。
正直に言えば、私自身も例外ではありません。私にも自分なりの健康上の課題があります。深刻なものではありませんが、目を覚まし、生活の土台は何なのかを見つめ直すには十分でした。
私たちは外ばかりを見て、社会に認められる勝利を求めます。しかし、外の世界からの称賛を必要とすればするほど、内面は薄くなります。起業とは、結局のところ内面を育て、土台に深く根を張る旅であって、表面を飾ることではありません。
ヘルスケア分野でスタートアップに取り組み、実に多くの現実の場面に触れる中で、私は生と死の理が最も重く現れる瞬間を間近で見てきました。人が最後の一線に近づいたとき、必要なのは時間だけです。そして、その時間は長くありません。昨日は会釈を交わした人が、今日はもう一言も話せない。そういうことがあります。お金のために身を削って働いても、最後にそれと共に生きる力が残っていなければ、何の意味があるでしょうか。「成功者」という肩書きと引き換えに、命を差し出さないでください。
誰も偶像化しない
ビジネスの道では、多くの成功者やベテランの専門家に出会います。冷静でいてください。ある人は卓越した専門家で、成功の手本であり、自分の舞台で見事に役を演じているかもしれません。しかし、スポットライトを外せば、私たちは皆、血の通った人間です。
その分野で専門家であることは、あらゆる面であなたより優れているという意味ではありません。誰かを神格化して、あとで幻滅することのないようにしてください。現実的に見て、強みから学び、まだ整っていない部分からも自分なりの教訓を引き出してください。一面的な見方であなたを評価する人もいるでしょう。放っておけばよいのです。自分の仕事を地道に続けていれば、本当の人柄は時間とともに自然に表れます。
共通のゴールと道のり
出発点は人それぞれ違っても、最終的な行き先は同じです。死は自然の絶対的な公平さであり、すべての命の最後の停車駅です。それは予告なく、いつでも訪れる可能性があります。だからこそ、ゴールラインは、命そのものを落としてしまうほど必死に競い合う対象ではありません。
本当の価値は、道のり全体で得る経験にあります。
勝者とは、疲れ果てた体でいちばん早くゴールに着いた人ではありません。理想を粘り強く追い続け、道中の喜びも悲しみも味わい尽くし、健康を保ち、大切な人を守り、穏やかな内面を持ち続けた人です。
私自身について
事業でいくつもつまずいた後も、私は立ち上がり、歩み続けることを選んでいます。幸いなことに、良い仲間に恵まれています。その一人が、BeginGuruの創業者でForbes Under 30 Asia 2017に選ばれたHai H Nguyenさんです。もちろん、パートナーや投資家に会いに行けば、今でも断られることはときどきあります。全員が同じ周波数にいて、私の歩む道に合うわけではないので、それはごく普通のことです。
ですから、この道のりを最後まで生き、経験してください。力強く取り組み、自分を信じてください。それで十分です。
この文章は、何よりもまず、進む方向を見失わないための自分への備忘録として書きました。共感していただける方に読んでいただければ嬉しく思います。合わないと感じる方がいても、まったく構いません。
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