ユニコーンを夢見る前に、まずゴキブリであれ:チームづくりの教訓
ウェルネス企業のチーム文化と生き残りの考え方。価値観の共有、利益の共有、そして三つの役割からなる骨格について。
スタートアップの世界では、時価総額10億ドルのユニコーンの夢がよく語られます。しかし、日本での勤務経験と、HOPEを自ら運営してきた二年以上を経て、私はもっと現実的な哲学を持つようになりました。ドラゴンやユニコーンになる前に、まずゴキブリでなければならない、というものです。
なぜゴキブリなのか。最も生命力が強く、どんな過酷な環境でも生き延びる生き物だからです。スタートアップも同じです。栄光を考える前に、チームは最も苦しい時期を生き延び、互いを支え合えるだけの粘り強さを持たなければなりません。
二人から始まった
HOPEを創業した日、私は一人ではありませんでした。共同創業者二人で始めました。投資理論では、二人チームはかなり理想的な形で、初期のGoogleやAppleのように10点満点で8点ほどと評価されます。
ただ、実際に経験して分かったのは、人数が二人か三人かよりも、結びつきの質のほうが大切だということです。長く共に歩むために、私は二つのキーワードにたどり着きました。
- 価値観の共有。 これが根です。市場の見方、経営の考え方、あるいは単純な人生観が違えば、嵐が来たときにチームは簡単に崩れます。HOPEが続いてきたのは、全員が誠実な事業と社会への貢献という同じ方向を見ているからです。
- 利益の共有。 食べていけなければ理想は追えません。持続する協力関係は、利益の公平さの上に成り立ちます。すべての貢献が正当に認められ、利益が透明に分配されてこそ、信頼は強まります。
「ゴキブリ企業」のための三つの骨格
長く生き延び、その先で大きく成長したい会社には、しっかりした骨格が必要です。二人から始めても、私たちは理想のチーム(10点満点)に必要な三つの役割を揃えることを常に意識してきました。
- 商品をつくる人: 中核となる価値を生み出します。
- 営業・マーケティングを担う人: 組織を養う売上を稼ぎます。これは私の強みです。
- 資金と経営管理を担う人: キャッシュフローを途切れさせません。
現在HOPEは、Hải H Nguyễn氏(Forbes Under 30 Asia 2017、BeginGuru創業者・資金調達コーチ)の戦略的な伴走のもと、大きく変わりつつあります。氏の参画で、資本の考え方と経営管理という欠けていたピースが埋まり、私とチームはそれぞれの専門に集中できるようになりました。
なぜ大人数ではないのか
「もっと大勢で始めればいいのでは」と聞かれることがあります。実際には、創業メンバーが三人を超えるチームは、10点満点で6点程度にとどまる傾向があります。Alibabaのような例外はありますが、多くの場合、人数が増えるほど意思を一つにするのは難しくなります。
むすび
投資家は百万ドル規模の計画を好むかもしれませんが、実際にお金を出すのは、実行力と生き残る力のあるチームです。HOPEのチームは「傷跡のある」人たちです。現実の経験があり、夢物語を語りません。それが私の誇りです。
私たちはゴキブリ企業であることを選びます。しぶとく、粘り強く、本物の利益と本物の価値を生み出す会社です。土台が固まれば、高い家を建てることも、ユニコーンになることも、時間の問題にすぎません。
著者
記事
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崇城大学と日系企業のブリッジエンジニアとしての経験から HOPE CORP の AI エージェントまで。創業者の歩みと、投資家・パートナーに求めるものを語ります。
グエンヴァンハン本コンテンツは事業運営の経験を共有するものです。IKIの製品は栄養補助食品であり、医薬品ではなく、治療の代わりにはなりません。

