資金調達の後に何をするか:適切な場所に思い切って使い、速く成長する
資金を「加速のための道具」と捉える理由と、私にとって支出への恐れが資金切れよりも危険な理由。
完成したばかりの資金調達資料の中で、私が最も悩んだスライドは「製品とは何か」ではなく「Use of Funds」、つまり資金使途でした。
投資の世界に、私がよく思い出す言葉があります。「金庫にしまって安心するためにお金を渡すのではない。てこにして、1を10にするために渡すのだ」。倹約と機会損失の境目がいかに細いかを思い出させてくれる言葉です。
資金は加速のための道具
創業者には二つの失敗パターンがあると思います。一つ目は、資金を得たとたん、表面的なものに使ってしまうこと。これは資金を燃やすことです。二つ目は、貧しかった過去へのトラウマから、お金を手にしても使えず、何にでも惜しみ、何にでも費用を恐れること。これは成長の機会を自ら絞め殺します。
この段階で、私は資金を加速のための道具と考えています。道具である以上、使わなければなりません。しかも、重要な箇所に狙いを定めて使い、会社という機械を一気に前進させるのです。
配分:仕組み、人、市場
HOPEにおける製品の構想・開発期は終わりました。製品は市場に受け入れられ、運営プロセスも安定しています。そのため、研究開発にはこれ以上大きく配分せず、商業化に集中します。
優先事項その1:仕組みと人材(最も思い切って投資する)。 すべてを一人で抱えることはできません。管理、運営、営業に長けた人材を迎えるために競争力のある報酬を用意し、同時にデジタル化に投資して組織がより自動的に動くようにします。優れた人材と優れた仕組みがそろえば、会社は自走します。
優先事項その2:マーケティングと営業(成果に見合った支出)。 良い製品が誰にも知られていないなら、それは創業者の責任です。資金は、認知の幅を広げ、接点を増やし、実際のお客様を連れてくるために使います。
財布が空だった頃の教訓
財布に1,000ドン(約6円)すら残っていない時期がありました。その時期は、お金の価値を大切にすることを教えてくれました。そしてもう一つ、より高くついた教訓も与えてくれました。経営においては、支出を恐れることは、資金が尽きることよりも危険だということです。
今の私は、投資家の冷静な頭脳と、経営者の熱い心でお金を使っています。支出のたびに、二つのことを自問します。
- この支出は、HOPEのモデルをより速く横展開する助けになるか。そうであれば、迷わず承認する。
- この支出は、チームを率いる優れた人材を迎える助けになるか。そうであれば、思い切って投じる。
資金調達は難しいものです。しかし、事業を何倍にも広げるために適切な場所へ勇気を持って使えること。それこそが、舵を握る者の真の胆力だと考えています。
著者
記事
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崇城大学と日系企業のブリッジエンジニアとしての経験から HOPE CORP の AI エージェントまで。創業者の歩みと、投資家・パートナーに求めるものを語ります。
グエンヴァンハン本コンテンツは事業運営の経験を共有するものです。IKIの製品は栄養補助食品であり、医薬品ではなく、治療の代わりにはなりません。

